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院長コラム

脳梗塞を疑うのは、言語障害やマヒだけではないんです。


話は、今日受診されたおばあちゃんの話。

先週右手付近を打撲したらしいけども、右親指の付け根あたりが腫れているとの事で、整形外科を受診され、骨折疑いの精査でのCT目的で紹介されました。

外来には息子様と来院されましたが、よく聞いてみると、もともとは元気だったにも関わらず、今週の水曜日より言葉が少なくなったり、活動性が落ちているとのこと。

「ん?手のケガで喋らなくなったり、活動性の低下??ありえん!」

でも話を聞いてみると、木曜日にある脳神経外科に行って検査を受けたといわれる。

でも、本人は話しかけると喋りはしますが、明らかに反応は鈍く、家族も以前とは全然違うと言われる。

絶対おかしいので、手のCTに加えて、頭のMRIも施行しました。
ご家族は一度調べているのに。。。と訝しくしていましたが。
その結果。。。。


脳梗塞
白い部分が新鮮脳梗塞

 
ほら!脳梗塞じゃんか!! 何を調べのか。。。という話です。


「比較優良広告」と言われない為に、きちんと説明をしておきます。

脳梗塞の典型的な症状としては、

  1. 言語障害
  2. 運動マヒ
  3. 眩暈
等がありますが、高齢者含め急に反応性が落ちたり、言動がおかしくなったりした時には 脳梗塞含めて頭の病気を疑う必要があります。

今回も明らかな言語障害や運動マヒはありませんでしたが、画像からも言語障害や運動マヒ自体は出にくい場所ですので、言語障害やマヒがないのは当然です。

この様な脳梗塞もある事を知っておいていただきたいと思います。

久しぶりにコイル詰めてきました

また当直に行った際に血管内治療を行ってきました。


でも、本文に入る前にまずは、前回の超高齢者の血栓回収術のその後の経過から。

なんと、入院から9日目で退院していました。
ビックリです。


脳の主要血管の閉塞で来院した患者様が、9日で退院するなんて。。。
ありえないような話しです。

元々麻痺はありませんでしたが、その後も麻痺の出現はなく、来院時の失語症は消失しており、カルテ記載を見るとスタッフと談笑している様子が書かれていました。

経過観察のMRIでは少し脳梗塞は出ていましたが、かなり限局的な梗塞巣しか出ていなかった様です。

超高齢者だったのでするかどうかは迷いましたが、やって良かったと思いました。




それでは今回の話です。。。 就寝中に前頭部痛の出現で目が覚めたというお婆ちゃんが救急車で来院しました。

意識状態はそれほど悪くはなく、特に嘔吐はなかったのですが、とにかく頭痛を訴えていました。
血圧もかなり高めでしたので、血圧上昇による頭痛の可能性も考えて、まずは点滴をしながら、降圧剤と痛み止めの注射をしてからMRI検査を始めました。

しばらくすると、看護師さんから電話で、

「ザー(SAH-くも膜下出血の事)でした。」

という連絡が来ました。

その画像です。



嘔吐はしていなかったので、余り強くは疑って居なかったのですが、かなり頭痛の訴えが強かったので可能性はある疾患です。

形や大きさからは開頭での手術でも、血管内手術でも出来そうに思いましたが、当直だけの為に行って居る私が治療方針や治療計画を立てる訳にもいきませんので、常勤医と相談して、血管内治療によるコイル塞栓術を施行する事になりました。

やや入口は広めではありますが、奥が深く、形がいびつです。
通常は先端に近い所(左の写真で矢印の先あたり)が破れていることが多いので、この部分に造影剤が入ら無くなれば、再出血は防げます。

合計4本のコイルを使って塞栓術を行いました。


破裂部位と思われる先端部分には造影剤が入って行かない(血液が入っていない)ようになっています。

入口付近は残っていますが、当面の再出血を防ぐという意味ではこれで成功です。
残っている部分に関しては、今後そのままで経過を見ていくという選択肢もありますし、問題となる様であれば再手術でコイルを追加するという選択肢もあります。


手術は全身麻酔で行って居ますが、術後の麻酔の醒めもよく、特に麻痺などの出現も認めませんでした。


破れる前(未破裂)の動脈瘤の場合は、コイルが上手く入れば終わりなのですが、くも膜下出血の場合、治療はこれで終了ではありません。

くも膜下出血患者様が元気に退院する為には、3つのヤマを越えなくてはいけません。

  1. 再出血(再破裂)
  2. 血管攣縮
  3. 正常圧水頭症

1.再出血(再破裂)

この患者様は既に超えていますが、これが一番怖いです。

最初の出血でも3割くらいの方が致命的となるのですが、再出血を繰り返す度に致死率が上がっていきます。
一番大きなヤマであり、再出血なく、手術まで持っていくという事がとても重要だと言えます。

手術中に再出血をする事もありますので、手術が終わった段階でヤマを越えたと言って良いと思います。

2.血管攣縮

出血した血から出た物質によって動脈が収縮する現象を言います。
出血後4日目くらいから起こり、2週間程度まで続きます。

程度は人それぞれですが、重度になると脳梗塞を起こす事があります。
致命的となる事は少ないですが、言語障害や運動麻痺が出たりしますので、経過が悪くなります。

3.正常圧水頭症

血液によって、脳の周りを回っている脳脊髄液の吸収が悪くなり、脳脊髄液がたまり気味になる事があります。
歩行障害や認知機能障害、尿失禁と言った症状が出ます。

起こった場合は、脳に溜まった脳脊髄液をお腹などに流す管を入れる手術が必要になります。


この3つのヤマを越えると元気に自宅退院となります。
今回の患者様も、無事自宅に帰れると良いなと思います。

出雲大社広島分祠に行ってきました。

 
出雲大社広島分祠
〒735-0004 広島県安芸郡府中町山田5丁目4-1



以前から出雲大社自体には何度か行って居ます。
広島から出雲までは、高速を使えばそれ程遠い訳ではないのですが、なかなか頻繁に行くという訳にはいきません。

先日今昔マップというサイトを見つけて、広島の昔の地図と今の地図を比べて、昔の風景など思い出しながら楽しんでいた時に偶然、「出雲大社広島分祠」という記載を見つけました。

え?広島に分祠があるの? 知らなかった。。。

この場所であれば、自宅からでも遠くは無いので、行ってみる事にしました。
安芸郡となってはいますが、広島駅から車で15-20分程度の距離です。

最初は住宅街の中を登っていきますが、途中からは住宅が無くなって舗装された登り道を上っていきます。
公共交通機関を使っては行きにくい様に思うのですが、車で行くにしても数台分の駐車スペースがある程度なので、初詣などで参拝者が多い時はどうしているのか。。。



手水舎と並んでそびえ立つのは、大きな鳥居です。
出雲大社の参道入り口にも大きな鳥居がありますが、ここの鳥居も大きいです。




鳥居を潜って階段を上っていくと建物がありますが、、、拝殿ではありません。
ここは拝殿の裏の入り口といった感じでしょうか。



建物の右手にある階段を更に上がっていくと、拝殿があります。
拝殿の上には、出雲大社名物の巨大注連縄がデーンとあります。

両脇には、お札などを買える所があります。
巫女さんもチラホラお見掛けしましたので、昼間であればお札やお守りを頂けると思います。


出雲大社では、拝殿・御本殿の周りを反時計回りに回るという参拝の仕方がありますが、ここでも「おにわふみ」という回り方がある様です。

説明看板によりますと、
「おにわとは、大国主大神のお住居の庭である御神域のことです。 この御神域を踏むことを、おにわふみと申します。 順路にしたがい、おにわふみによって、明るい希望を見出され新しい生きる力をお頂きくださいませ。」
と書かれています。


出雲大社では、順路に従って行くと一番奥にはすさのおのみことを御祭神とする素鵞社(そがのやしろ)がありますが、ここでは、一番奥にご本殿があります。



出雲大社広島分詞は、山の上とはいえ広島市内からのアクセスは容易な場所にあるのですが、周囲には殆ど建物もなく、とても静かな環境にあります。
出雲大社に負けない位の神聖な雰囲気を持っていると感じました。

晴天の日に行った事もありますが、広島市内の眺めもとてもきれいでした。
行くと心が洗われる感覚を覚える場所でした。

久しぶりに血栓回収術を行いました。

 以前から月1回程度、救急病院へ当直に行って居ます。

最近はコロナウイルスの影響で、各地の病院や診療所で受診患者数が減っていますが、怪我や病気など本当に治療が必要な時は、受診は絶対に必要ですし、医療機関では一般患者様とコロナ感染が疑われる患者様は分けていますので、受診をした事で感染する確率はかなり低いと思われます。

まあ、発熱や咳嗽で脳外科を受診される患者様は居ませんので、脳外科受診で感染する可能性はほぼないとは思われますが。

ウイルス

それはさておき、先日当直していた早朝に98歳女性の救急受け入れ依頼の連絡が入りました。

いつもはキチンと歩いていて、会話もキチンとしている女性が深夜になって会話が成り立たなくなったとの事でした。

発熱は無い様でしたが、高齢者の場合は肺炎などで発熱が遅れて出てくる事もあるので、「肺炎での意識状態の悪化だったら困るなぁ。。。でも脳梗塞も完全には否定できないしなぁ。。。」と思いながら受ける事としました。

ちなみに、夜間は「脳神経外科輪番」ですので、肺炎含めて内科疾患疑いを積極的に受ける必要はありません。


来院時にはやはり発熱はなく、手足の麻痺もないのですが、発語なく、言語理解もほぼ出来ないので、失語症が出ていると考えられました。

麻痺がないのが気にはなりましたが、明らかな失語なので、脳梗塞の可能性が高いと考え、MRIを行ったところ、左脳の2/3程度を栄養している中大脳動脈が閉塞していました。
しかし、脳梗塞は現状ではほとんど出ていませんでした。

悩む家族
98歳という超高齢者ではあるのですが、年齢を考えなければ、血管内手術による血栓回収術の絶対適応とも言える様な状態です。

元々の生活レベルも良く、このまま血栓回収術をしなければ、少なくとも失語症は残ると思われます。
今後麻痺が出てくる可能性も無いとは言えません。

超高齢者である事を考えれば、一旦脳梗塞が出て症状が確定してしまえば、リハビリによる回復はなかなか厳しいものとなります。

反対に、手術も合併症の危険性もあり、高齢者であれば危険性も若い人よりは高いと思われますので、手術をする事で逆に致死的になる可能性もゼロではないです。

迷いもありながら、ご家族に話をしたのですが、ご家族もかなりどうして良いか迷われて決めかねて居られました。

他の手術であれば、じっくり考えて頂く時間はあるのですが、この手術に関しては一分一秒でも早く再開通させることが今後の予後を決めてしまいますので、いつまでも待つことは出来ません。

「余り無理をしないという事で、手術しませんか?」 と、ご家族に話をして血栓回収術を施行する事としました。

手術自体は、やはり超高齢者である為動脈硬化が強く、かなりカテーテルが上がりにくかったのですが、何とか再開通をさせる事が出来ました。

この手術含めて血管内治療はもう1年以上行って居なかったので、手が動くか心配だったのですが、特に問題なく終える事が出来ました。

術直後には、術前よりは覚醒状態は改善していましたので、再開通の効果は出ているかと思われました。
MRIの再検査の結果を見ないと判りませんが、再開通しなかった場合よりは明かに脳梗塞の範囲は少なく済んだと思います。
やはり高齢者ですので、脳へ血が足らなかった状態が続いた影響からの回復には時間がかかると思われます。


脳血栓回収術に関して

・血栓回収術とは血管の中からカテーテルを用いて、動脈を閉塞させている血栓を取り除いてしまう手術の事です。

・脳の太い血管を閉塞させる様な血栓の原因としては、心臓からの血栓、特に心房細動からの血栓が多いです。
いったん脳の主要血管の閉塞を起こすと、血栓回収術を行っても脳梗塞を全くなくする事は出来ませんので、元通りになる事は期待できません。
やはり、血栓症予防(ワーファリンやイグザレルトなどの抗凝固剤の内服)で、脳動脈の閉塞を起こさない事が重要です。

・不幸にして起こってしまった場合は、出来るだけ早期に血管内治療が出来る施設を受診(通常は救急車での搬送)をする必要があります。
時間が経過すればする程、回復のレベルが悪くなると言われています。

・広島市では救急隊は兵庫医大の吉村教授が作られた、JUST Scoreという物を用いて、脳卒中患者の搬送先の選定を行って居ますので、血栓回収術が必要な患者様は施行できる病院に搬送されるシステムになっています。(ただ、通常は脳の主要血管の閉塞患者様は赤に分類されるはずなのですが、今回の患者様は運動麻痺がなかった為か、可能性が高くはない黄色判定になったそうです。)

・これまでの経験から、脳主要血管閉塞に対して血栓回収術を行い、再開通を達成できた場合の患者様の回復に関しては、直後から動かなかった腕や足が動き始めたり、数日後には自分で食事をしていたりと、再開通できなかった場合よりは良好な経過を取っている様に思います。


いつも講演会では言って居るのですが、言語障害や運動麻痺など脳卒中が疑われる症状が出た場合は、様子を見る事なく、直ぐに脳神経外科や脳神経内科が常勤で居る病院を受診して頂きたいと思います。

血栓回収術正面像
正面から見た画像です。矢印部の血管が閉塞していましたが、施行後は写っています。

血栓回収術。側面像
側面から見た画像です。丸印内の血管がありませんが、施行後は写っています。

このクリニックの氏神様は。。。?

なかなか沢山の神社がある中で、氏神様の区域がどこで分かれるのかを厳密に言うのは難しい様です。

私の実家の氏神様が真亀山神社の「おおやまつみのかみ」様である事は間違いないと思いますが、クリニックの場所の氏神様は違う様です。

開院当初は余り気にしていなかったのですが、毎年お祭りの時期になると、「吉備津神社」の関係の方が寄附の依頼に来られていましたので、地域の認識としての氏神様は「吉備津神社」なのだと判りました。




「吉備津神社」の本社は岡山市北区吉備津にあり、ご祭神は大吉備津彦の尊(おおきびつひこのみこと)様です。

大吉備津彦の尊は第7代孝霊天皇の息子で、第10代崇神天皇の命により、吉備に派遣された将軍です。弟、稚武彦命(若日子建吉備津日子命)と共に、古事記では「言向け和す(=平定する)」と記されています。

吉備の地で、「温羅」という鬼を退治する物語「温羅伝説」が、桃太郎のモデルとなったと言われています。




クリニックの氏神様である「吉備津神社」の「境内由緒書き」によりますと、 「祭神 吉備津彦の尊・吉備津姫の尊  真金吹く 吉備の中山 ・・・ ―中略― 当吉備津神社は、吉備津屋某氏備中より来たり住むようになり、毎年正月備中吉備津神社に参詣するを例とするも歳老いたる身をもって、本社吉備津神社のご神体を懇請し当地区に安置した。 ―後略―」 とあります様に、備中より移り住んだ吉備津屋某氏が年を取って、なかなか参拝する事が出来なくなったので、本社のご神体を頂いて安置したという事の様です。


岡山の吉備津神社から殆どはなれていない場所に「吉備津彦神社」があります。

山の向こうとこっちみたいな位置関係で、車でもそれ程時間のかからない場所にあります。
勿論、御祭神は「大吉備津彦の尊」です。

なぜ同じ御祭神ので名前の違う神社が?という疑問が湧きますが、実は福山にも「吉備津神社」がある様です。


岡山県は元々「吉備」という国名であり、その吉備の国の神社として「吉備津神社」が存在したようです。

しかし、その後、吉備の国は東側から「前つ国」「中つ国」「後つ国」と3つに分けられ、それがやがて「備前」「備中」「備後」と呼ばれるようになりました。

元々ある吉備津神社は備中国にそして、備前国の吉備津彦神社、更に備後国の吉備津神社が、福山市に分霊されたという経緯があるとの事です。

吉備津神社



吉備津彦神社

昨年の夏ころより、クリニックの氏神様である「吉備津神社」に出勤前に行って居ますが、行き始めた頃の話です。

神社の階段をゆっくりと上がっていくと、右に手水舎があるのですが、そこで手を洗っていると、突然手水舎の横から蛇が飛び出してきて私の足の間を通り過ぎていき、藪の中に消えていきました。

また別の日には、足元に空いていた穴から突然蛙が飛び出してきてビックリした事もありました。

何か。。。からかわれていたのかも知れません。。。笑


私がこの地に開院した理由 その3 信じるか信じないかはあなた次第です。。。


私の母は結婚する前(当然私を生む前)に大三島に住んでいた時期があります。
遠い親戚の家に居候していたそうで、そこで算盤を教えていた様です。



その家の前にあるのが、大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)で、当時は神社の境内でその親戚の子供たちと一緒に遊んでいたそうです。
母がとても思い入れのある神社として昔から「また行きたい」と言ってきた神社です。

因みに大山祇神社は『日本総鎮守』と称され、御祭神は、伊勢神宮の御祭神である、天照大神(あまてらすおおみかみ)様の兄神、大山祇神(おおやまづみのかみ)様です。

昨年夏に、母が今治に住む親戚(先に話した親戚の方です)に会いに行きたいので連れて行ってくれと言われましたので、7月の休みの日に連れていくことにしました。

ところが、前日になって、「どうも骨折で入院しているらしいんだけど、連絡が付かないので、入院している病院が判らないので今回は行くのをやめよう。その代わり大山祇神社へ連れて行って。」と言われましたので、連れていく事になりました。



当日も何度かその親戚の方の娘様に連絡を試みたのですが、連絡が付かず、結局連絡が来たのは、帰る途中の高速道路の上であったので、結局親戚の方の訪問は出来ませんでした。


母を連れて行った時は、母は膝が悪い事もあり、また雨も降っていたので、思う様に境内を見て回る事も出来なかったので、8月になってもう一度一人で行ってみる事にしました。

境内をゆっくり歩いて、樹齢2700年の大楠の横を通って、拝殿まで歩いていくのですが、あの澄み切った雰囲気は、今まで参拝させて頂いた神社とは違う雰囲気がある様に思いました。



そして拝殿に到着し、住所や名前を言った後にお願いを言おうとしたのですが、不思議な事が起こりました。

現在住んでいる住所が途中までしか言えないのです。
丁目以降の番地がどうしても出てきません。
いくら考えても出てこないのです。

どうしても出てこないので、取りあえず名前を言って、お願いを言って終わったのですが、当然、その後は当たり前の様に番地が出てきました。
ただ、しばらくは自宅の番地とクリニックの番地が混同するような事が続いていました。
これは、境内の中のみで起こった事で、それより前にもその後にも一度もありません。

帰りの車の中でも、あれは何だったんだろう。。。と考えていたのですが、「そんな事は言わなくても知ってるよ。」と言われた様な気がしてきました。


後日、自分の参拝すべき神社を調べて頂けるサイトの管理者の方と、これまでにやり取りしていたメールを見直してみて、ビックリしました。

「その2」で述べた、「真亀山神社」の御祭神が「おおやまずみのかみ」様だったのです。


  1. 母が結婚前に住んでいて、そこの子供たちと遊んでいた「大山祇神社」の御祭神
  2. 私が小学校6年生から大学入学まで、住んでいた土地の氏神様(当然母は今も住んでいる)
  3. 特に探した訳でもなく、導かれる様に開業したクリニックの多くの患者様の氏神様

この事に気が付いた時に、私はお釈迦様の手の上から出る事のできなかった孫悟空を思い出しました。

母は私が生まれる前から「おおやまずみのかみ」様とご縁を持っており、私を生んだ時には別の場所に住んでいましたが、結局は「おおやまずみのかみ」様を氏神様とする土地に引っ越してきました。

そして私は、真亀山神社の近くの高校で最終的に医者になると決めて、徳島には行きましたが、結局広島に帰ってきて、ここに開業をしている事になります。

私の人生はまだゴールではないのですが、これまでの人生で何かに導かれている感覚はずっと持っていましたので、私自身の中では「そうだったのか」と納得がいきました。

信じるか、信じないかは、あなた次第です。。。笑



実際ご縁のある神社は他にもありますので、また別のブログに書きたいと思って居ます。

私がこの地に開院した理由 その2 信じるか信じないかはあなた次第です。。。

私が、医者になりたいと思ったのは、小学校の頃に学研のひみつシリーズの「からだのひみつ」を読んだのがきっかけです。
とても興味を持って、豆知識に書かれている事まで覚えた記憶があります。


その後、手塚治虫さんの「ブラックジャック」を読んで、外科医になりたいと思い始めたので、小学校の卒業アルバムには将来の夢は「外科医」と書いています。



ではあるのですが、中学校、高等学校と格別進学校でもない近くの学校へ通学しました。

中学校でのクラス対抗の合唱大会の時に同級生がギターで弾いた「22歳の別れ」がとてもカッコよかったので、高校ではギター部に入部してギターを練習したくなり、高校は広島県立高陽高校に行くことにしました。

今考えると、「22歳の別れ」はそれほど難しい曲ではないのですが、この曲を聴いてギターが弾きたくなりたいが為に、高陽高校に行くことになったという事も意味があったのかもしれないと思えてきます。

高陽高校は恵下山遺跡に近接し、学校裏には実家も含めて氏神様である「真亀山神社」もあります。

自宅からは歩いても10分程度の距離ですので、じっくりギターの練習をするには良いかと思い選んだという経緯がありました。




高校生活でギターばかり弾いていたので、卒業後はギターの道を進みたいと考えていたのですが、2年生最後の3者懇談の際に、「残り1年間を勉強もせずに過ごすのは良くない」と言われた事もあり、「じゃあ、元から夢でもあったので医学部に行きます」と答えました。

結果的には、現役で合格は出来ず、1年間浪人する事にはなりましたが、何とか徳島大学医学部に合格する事が出来ました。

小学生の頃から医者になるという夢を持っていた事もあり、「自分は医者になる為に生まれてきた」という思いがずっとあったのですが、その後これまでの人生も、岐路に来ると自分の進む道が目の前に現れてくるという事が何度かあり、何かに導かれている様な感覚を持ち続けてきました。

なぜこの様な話をするのか、開院と何の関係があるのかはわからないかとは思いますが、今後の話に欠かせないコンテンツが含まれていますので、最後までお読みいただければと思います。 

私がこの地に開院した理由 その1  信じるか信じないかはあなた次第です。。。


私が開院している落合という場所は、「高陽ニュータウン」と呼ばれている、住宅街の中にあります。

このニュータウンには住所変更前には高陽町の真亀、亀崎、倉掛、金平と呼ばれていた地域が含まれており、その中の真亀には小学校6年生から大学入学まで住んでいました。
そして、現在も両親が住んでいます。



私は、開院の2年半くらい前までは全く開業をするつもりはありませんでした。
それは、日本脳神経外科学会専門医である上に、日本脳血管内治療学会の専門医でもあるからです。
開業してしまえば、血管内治療は殆どできなくなりますので、専門医の継続は出来なくなるからです。

だから、将来的に開業する事はあっても、今するつもりはなく、開業の地を探してもいませんでした。
ただ、開業するとすれば実家の近くかな。。。とは漫然と思ってはいました。


以前働いていた病院へは、就業時間終了後に製薬会社のMRさんたちが面会の為に訪れていました。

その中の、B社のMRさんがある日、「ある開業医の先生がクリニックビルを建てるにあたり、脳神経外科に入って貰いたがっている」と言ってきました。
場所は高陽か可部という話でした。

しかし、先にも述べたように現時点で開業する気持ちはありませんでしたから、断りました。





そうすると、後日そのMRさんの上司の方が、同じ話を持ってきたのです。

ただ、この上司の娘様と私の娘が同じ小学校に行っていて、本人同士、双方の妻同士がとても仲が良いという関係上、無下に断る事が出来ず、取り敢えずその開業医の先生に会ってみる事になりました。

そして、その開業医の先生と会って、クリニックビル建築の場所を尋ねたところ、この慣れ親しんだ落合の地であったのです。

私としては、この場所で他の脳神経外科医が開業をするという事は受け入れられない気分にさせられてしまいました。
恐らく、この場所が1kmどこかにズレて、高陽ニュータウンと呼ばれる地域から外れていたらこの話は受けていなかったと思います。


つまり、
1. もともと開業をしようと考えていなかった。
2. クリニックビルを建てる先生に会わないといけない様な状況になった。
3. クリニックビルの場所がとても断りにくい場所であった。

つまり、何かに導かれるかの様に、この地に開院する事になったという感覚を常に持っています。


勿論これで終わりではありません。
なぜなら「その1」ですから。

眩暈感、食思不振で発症したくも膜下出血

くも膜下出血と言うと、大抵は頭痛、嘔気・嘔吐で発症します。
頭痛も「ハンマーで殴られるような痛み」「いままで経験した事の無い様な痛み」と表現される様な強い痛みを来しますので、その様な頭痛が突然起こった場合には、直ちに脳神経外科のある病院の受診が必要となります。

くも膜下出血を起こした患者様の多くは、頭痛と共に嘔吐を来しますので、大抵は救急車で来院をされますが、時折外来へ独歩来院される患者様も居られ、中には頭痛が1週間前からあると言われる方もいます。
救急車

その様な場合でもよく話を聞くと、「頭痛がし始めた頃には何度か嘔吐をした」と言われる事が多く、急に発症した頭痛で、嘔吐を伴う場合には「くも膜下出血」を考えておく必要があります。

頭痛があるからと言って内科を受診して、頭痛薬を出されて経過観察されるというくも膜下出血の患者様は決して少なくはないのですが、くも膜下出血の初回破裂時の死亡率は30%、再出血時には50%と言われており、決して経過観察をしていい病気ではないのは言うまでもないでしょう。

頭痛が続くという場合は、一度はキチンと脳外科などでMRIを行っておく必要があると思います。


さて、ここからが今回の話です。

先日、近隣の内科の先生よりご紹介を頂きました。
眩暈で来院された60歳台の患者様で、通常の眩暈だと思いますが、念のための精査をお願いします、との事でした。

勿論独歩で来院され、主訴はふらつきと、目の奥の重い感じと、食思不振のみです。頭痛はありませんでした。
特に神経症状もなく、やはりただの眩暈かなと思いながらMRIを撮影しました。


しばらくして放射線技師が「くも膜下出血です」と連絡してきたのですが、私は「脳梗塞」の言い間違いか、聞き間違いかと思いましたが、画像を見てみると、何と本当に「くも膜下出血」でした。更に動脈瘤も2つ疑われました。

患者様はその後高次機能病院へ搬送し、手術を受けられたので、問題はなかったのですが、これ程「非典型的」なくも膜下出血は初めて経験をしました。

「頭痛」の訴えも、「嘔気・嘔吐」の代わりに、「目の奥の重さ」と「食思不振」が症状ですから、「くも膜下出血」を想定しようがありませんでした。

しかし、それでも何も検査をせずに再出血をして死亡したり、後遺症が残ってしまえば、患者様やご家族からは、批判の対象にされてしまう可能性もありますので、本当に怖いなと思います。

運転従事者の脳MRI検診に関して

脳卒中とは、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の総称であり、これを発症すると、意識障害や言語障害、運動麻痺などが突然起こります。

勿論、いつ何時発症しても危険である事は言うまでもありませんが、運転中に発症した場合は、致命的な結果を引き起こす可能性が高くなり、更にタクシーやバスなどの乗客を乗せるドライバーであった場合は、他者までも危険に晒す結果となる事は言うまでもありません。

ドライバーの脳卒中

そういった悲劇が起こらない様にと、国土交通省より脳血管疾患の事故防止のため運転事業者様が取り組むべき具体的なガイドラインが示されています。

本ガイドラインを活用する事で、運転事業者が脳健診の受診や治療の必要性について理解し、事業者による自主的なスクリーニング検査の導入が拡大されることが期待されています。

  ドライバーのくも膜下出血

当クリニックも、運転従事者脳MRI検診支援機構の活動にご協力させて頂き、運転従事者が運転中に脳卒中を発症して、不幸な事故が起こる事を無くす為に尽力をして行きたいと考えております。


一般社団法人 運転従事者脳MRI検診支援機構

国土交通省


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